このレビューはネタバレを含みます
ディズニーでも絡んでいるかのようなできすぎた家族愛と、何があっても爆発しない優等生のモデルのような主人公のサーフィン物語だったけれど、とても良かった。ちょっとでも嘘っぽさを覗かせたら興醒めしてしまうところだけれど。
まずは主演の彼女がピッタリ合っていた。落ち込んでヒステリックになりそうなものだが、復活しようとする強さで魅せてくれる。
同時に周りの家族がそれを支える。誰一人として悪役、憎まれ役がない、絵本の世界にでも出てくるような理想の家族にも嘘がなかった。
中途半端に英語を聞いていたけど、たぶんこの家族、友人たち、この映画を通してf**kワードを一度も言っていない。映画全体からもそれが伝わってくる。
それに加えて、ハワイという特殊な風土とサーフィンの清々しさと瑞々しさ。それが辛いのに明るい雰囲気を最後までキープし続けているんだな。