椋太

ソウル・サーファーの椋太のレビュー・感想・評価

ソウル・サーファー(2011年製作の映画)
3.5
 今度サーフィンをしに行く。サーファーと同じ景色、波に乗れた最高の気分を感じたい。そして使用された音楽のように穏やかに過ごしてみたい。
 人々が彼女を応援する理由。彼女に同情して、という意見を持ったが、母親が言った、挑戦する姿を観て応援したくなる、それが本当だろう。どんな事もポジティブに言い換えることができるし、それが本当だ。彼女が魅力的なのはそれが出来る強い人だからだ。人は片腕を失ったからといって魅力を失わない。外見ではなく、実際は内面を人は見ていて、それが外見にも現れているだけだと思う。彼女は逆境をポジティブな力に変えた。どんな逆境も視点の変え方、気持ちの持ち方で全て変わる。人生をいかに楽しむか。こういう人は初めて会った人にも固くならず、自然体で楽しむことができ、人に力を与えられる強さとその魅力を持っている。ただポジティブな結果からは想像できないほど視点を変えることはとてもハードな決断で勇気がいることもある。本当に強い人。
 彼女の強さの源は、家族の彼女を包み込む愛と、神や自然、誰よりも上位の存在を信じることで自分を客観視できることかな。
過去は変えられない。それよりも今のチャンスを逃したくない。今は両腕で抱くよりも多くの人を勇気づけられる。
自分に拘らず、自分をコントロールすることが大切なのかもしれない。
椋太

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