さー

シカゴのさーのレビュー・感想・評価

シカゴ(2002年製作の映画)
5.0
正月のおもしろ荘で一年分の「シカゴゥ〜」を聞いたために、まんまとシカゴ見たいなという気持ちになったところに、午前10時の映画祭が「シカゴ」を仕込んでくる(?)という図ったかのようなタイミング!わたしホイホイが過ぎるぞ、、

意気揚々と朝から劇場に乗り込んだんだけど、いざあのオープニングが始まるぞ…!となると、謎にめちゃくちゃ緊張してきて、やばい始まる、やばい!泣く!となって、瞳のクローズアップの段階で涙こぼれた。情緒やばすぎん?「オール・ザット・ジャズ」が終わる頃には、もう今日の分のエネルギー使い果たして、ただただ午前10時の映画祭をヨイショするだけの存在に成り果てました…本当にありがとう…終わる終わる詐欺を毎年かましてくるけど終わらないで…

やっぱり主演3人の役へのハマり方が尋常じゃないのよ。3人とも超有名俳優なのに、本作ではそれぞれの役にしか見えない。キャサリンゼタジョーンズなんて、眉毛くいってしただけでヴェルマ〜〜〜〜ってなる(語彙死亡)
ショーシーンがとにかく好きすぎるけど、あらためて見ると好きなメッセージが詰まってる。「今を生きろ、自分のために生きろ、他人に費やす時間はない」(こんなセリフは作中にはないんですけど、、)人生に躊躇ってる時間はないんだと、ラストシーンで強く感じた。

中学生の時にビデオ屋で借りてきたのを母に見つかり、「あんたにはまだ早い!」と無理やり返却させられたのを、こっそりまた借りてから早ウン年、、ヴェルマを見つめるロキシーのように、2人の姿に恋焦がれ、いつ見てもわたしの心のミュージカル愛に多すぎる燃料を注ぎ込む傑作中の傑作。
さー

さー