キモサベ

雪の断章 情熱のキモサベのレビュー・感想・評価

雪の断章 情熱(1985年製作の映画)
3.1
オープニング、雪の降りしきる中、少女と男性の会話からの人形の宙に浮かぶショットが幻想的な世界を生み出します
自在に動くカメラがシーンとシーンの切れ目を感じさせず、自分にはどこかファンタジーの世界に引き込まれたようにさえ感じてしまうのでした

斉藤由貴、テレビ「スケバン刑事」(1985)の頃ですから、彼女の初期も初期の作品(映画としてはデビュー作)です

相米慎二監督さんでした あの薬師丸ひろ子の「翔んだカップル」(1980年)、「セーラー服と機関銃」(1981年)の監督さんです
時代的なこと、アイドル作品的なことがイメージにあるからでしょうか、自分はどこか大林宣彦監督さんと比較してしまいます

孤児である幼い少女を強引に引き取り、親代わりに育てる青年
少女は成長し高校生に、そして起こる殺人事件・・・

2025年1月、動画配信にて鑑賞
今にして思えば、斉藤にしろ、薬師丸にしろ、おとなの雰囲気が作れていました 女優さんんとしての下地は備わっていたのですね

【追伸】
北海道
監督さん、よほど斉藤由貴のこと“川に入らせ”たかったのでしょうね・・・でも冷たそ~(笑)
今でこそ“あり”ですが・・・とうもろこしの生かじり、やっていたのですね

刑事役にレオナルド熊・・・自分が思うに“チャップリン”のメイクしたら一番似合う芸人さんかと
石倉三郎との“コントレオナルド”・・・全然わかなくっていいです
お二人とも役者さんとして成功しましたね
二人のコントっていうか、二人の風貌から“怖さ”を感じましたよ(笑)

特に熊さん、登場するだけで“異彩”放っていたものなぁ・・・怖いんだ、目が笑ってないんだもん
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