スズヤ

007 スカイフォールのスズヤのネタバレレビュー・内容・結末

007 スカイフォール(2012年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

 今作は、スカイフォール以前のダニエルクレイグ主演作では無かった、ジェームズ・ボンド(主演)の「死」が物語の中で描かれる事から始まった作品だった。

 世間からは、「死亡した」と思われていたボンドはヒソヒソと影で暮らしていたが、ある日、m16本部が爆破されてしまい、もう一度立ち上がることを決意した。

 ここから、007という仕事から足を洗って、好き勝手に生きることもできたが、目の前にある問題に対して、どういうわけか他人事にできず、葛藤の末に現場に戻ったことが伺えた。

 人は誰しも、「気にならないもの」と「つい自分ごとのように考えて気になってしまうこと」の2つで行動や選択をしている部分があると思う。

 ボンドのように自分の心の中でどこか気になってしまう事に、嫌なことでもしっかりと向き合い、「自分がなぜそう感じているのか?」を考え、行動や選択に移していくことも重要なのだと再確認できた作品だった。

 Mは亡くなってしまったが、ボンドはMの遺志をしっかり継いでいると思うので、心配はないと思った。
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