ボンドの過去、Mの過去に触れる。今の道以外選択の余地がなかったボンドと、大きな責任のもとに選択を重ねてきたM。
スパイや司令官としてだけでなく、「人物」の刻んできた人生が見えるストーリーに、アクションも派手なだけではなくてどこかシリアスな見応えがある。悪と戦うだけでなく、特定の人物を守るための戦いというのが強調されているからか。
Qとマネーペニー、タナーのチームもだんだんできあがっていく。それぞれのキャラの個性や立場の表現がとても良い。役者に拍手。特にQはシリアスな展開を和らげる要素になってて良いキャラクター。
アデルの主題歌も最高に印象に残る。力強く美しい声。
