No Time to Die に向けた見直し。
改めて見るとものすごい作品。
序盤のテストに象徴されるボンドの老兵感。これが英国の栄華の象徴たる戦艦がもはや沈没している絵画と重ねられる。
ここからサイバー攻撃への流れから、スパイってもはや、つまりはスパイ映画なんてもはや、ひいては英国の立ち位置とも重ねられていく。
これがストーリーの中で何度も問い直されていく。
ボンドとシルヴァの対比からもとにかく、構造、構図として物語る映画だ。
シックながらも鮮やかな、構図キレキレのシーンがこれらを彩る。
No Time to Die をみたらまた見直したくなりそう。