碧SU

007 スカイフォールの碧SUのレビュー・感想・評価

007 スカイフォール(2012年製作の映画)
4.5
久々にスカイフォール観たら面白すぎました!
(ということで…NO TIME TO DIEのスコアも修正)

フランス人傭兵のパトリスを追いかける冒頭から掴み抜群。
列車の上をブルドーザーが進行なんて、
まさにボンド映画を観てる感覚(戦車も乗り回す人だから)

復帰テストで全然ダメになってるボンドも良いです。
最強ボンドも今はもう引退間近か…となっちゃってる空気。

それでもボンドは身体は張ります。
動き出したエレベーターにぶら下がって超高層まで行くなんて、
そんな恐ろしいことに躊躇なく踏み出すのがカッコイイ!

そして色々あるんだけど、
今回の敵、ラウル・シルヴァの登場はパーフェクトだ。
喋り方、ゲイ感、マザコン感、これらを含めた強烈な個性!

Qが解読に時間かかってる暗号をボンドが一瞬で解いちゃうのは、
え?地下鉄?なんですぐ分かるわけ?そんなのアリ?
って思ったりもしたけど、そこはまあ…娯楽映画なので。

思えば個性は強いシルヴァだが、
ボンドとの直接対決はあまりなく、
部下をやたらと、はなってくる。
しかし最終的にシルヴァは記憶に深く残る名悪役なのだ。

そして観終わった後の満足感は凄まじい!
原点回帰の成功例ですよね。

スカイフォールがなかったらNO TIME TO DIEまで続いてなかったかもしれないという意味では、ダニエルクレイグ版ボンドを決定的に面白いものにした歴史的1作でしたね!
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