July

ニュー・シネマ・パラダイスのJulyのレビュー・感想・評価

5.0
劇場公開版と完全オリジナル版でストーリーの軸が異なり、個人的には評価も変わりますし劇場公開版が断然好きです。もちろん以下は劇場公開版のレビュー。

ユジクの閉館間際に鑑賞。その数年前に完全オリジナル版はレンタルで見ていたのですが、その時は何故これほど名作と言われているのか分かりませんでした。
しかし、劇場公開版はストーリーがソリッドで映画愛にあふれた傑作。トトとアルフレードの映画をきっかけとした、真にお互いを思い合った交流は並の父子以上です。だからこそ、最後の名シーンが生きてきますよね。本当にお互いが望むものを理解し合った2人ですし、こんな風に見守ってくれる大人がいたことはトトにとってなによりの支えになるでしょう。アルフレードがにやっと微笑む姿が見えるようでした。はあ、やはりこの映画において恋愛なんざ添え物です。

ユジクは終わり際に問題か出てきてしまいとても残念でしたが、この名作を最後にあの場所で観れたことは感謝しかありません。モーク阿佐ヶ谷としての再出発が新たな未来につながることを祈っています。そしてまたこの名作をモークでも見れることを願います。
July

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