Gong

ニュー・シネマ・パラダイスのGongのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

16.06.07
海辺の家、にたつ柵に置いてある植木鉢。その上を舞うカーテンで始まる。
カメラを引いていくと、テーブルにたくさん置かれたレモン。電話するおばあちゃん。息子に?
その息子。サルヴァトーレ。ベッドにいた女、サルヴァトーレの母親から電話があったと告げる。30年帰ってないこと、アルフレードがなくなって明日葬式だと。それを聞き、ベッドでなにか考えるサルヴァトーレ。
神父に仕える男の子。仕事中居眠りをして怒られる。
出かける神父。どん底、という映画を観る。それにこっそりついていった男の子。
神父は、キスシーンなどに鈴を鳴らし、映画館に勤めてる男の子アルフレードがそこに紙を挟む。
男の子はフィルムをもらって遊ぶ。
後日、映画を観に。ぽっかり口を開けてみる男の子がかわいい。キスシーンはもちろんかっとされていた。
映画館を出ると、母親が。牛乳を買うように言ったお金で映画を観ていたと知り、ビンタし続ける。それを見たアルフレードが駆けつけ、映画はタダで見せた、お金は落し物にあったと言ってくれる。
男の子がお葬式の仕事帰りに自転車に乗ったアルフレードに会う。足が痛いと神父に嘘をつき自転車に乗せてもらう。
フィルムが焦げて、またお母さんに叩かれる。もうこの子に近づくな、映画を観せるなとアルフレードに言う。
だが映画にいくトト。またアルフレードのとこに行き、お仕事の話を聞く。仕事を教えてと言うが、この仕事はひとりぼっちで同じ映画を何百回も見るバカな仕事だという。
小中試験。アルフレードもうける。?アルフレードに答えを教えるトト。
トトは映画館のお仕事を手伝うようになる。
映画をみんなで楽しんでる感じがよかった。みんなで目を伏せたり。声かけたり。
おっぱいを吸う赤ちゃん、老人、子供、体を触り合う男女。
今日はおしまいだというのに、次の回を待つ客で溢れる。アルフレードは外に映像を流す。そうしてる間に機械に火が付く。外で見ていたトトは急いで中へ入り、アルフレードを助ける。
村の娯楽がなくなったと悲しむ人々。その後、ニューシネマができる。トトが機械を動かすようになる。アルフレードは盲目になったが初めての上映に来てくれた。これはお前の仕事じゃない、と話し、手を顔に当てている途中で成長したトトに変わる。
女の裸体をみてオナニーする男たち。
鑑賞中に何か発作?で死んでしまうおじさん。
牛をさばいてるとこほ、駅で見かけた女などを撮りはじめるトト。女は転校生でエレナと名乗る。落し物を拾い届けて挨拶を交わす。アルフレードを送るとき、自分を愛する兵士に、100日家の下にいてくれたら結婚を考える、と言い、その兵士は99日目に離れてしまったという話をした。
協会で、エレナに会い、君は美しいと伝える。毎晩仕事がおわったら君の家の下で待つから、君の気が変わったら窓をあけてくれという。何日も待つがあけてくれない。ある日、エレナは仕事場にきた。2人はキスをする。2人はデートを重ねる。ある日手紙が来る。大学に行くために遠距離になると。
外で上映会をしたが、嵐になる。トトはエレナに会えず悲しんでいたが、寝転がってた彼の上にエレナがキスをしてきた。早めに帰ったらしい。
すごくロマンチックなキスシーンだった。
素敵だった。
入隊したトト。彼女から連絡がなくなるし手紙もつかない。
街へ帰ってきたトト。アルフレードは寝たきりになった。が、海に行きたいと言い、2人で行く。「人生はお前が見た映画とは違う、人生はもっと困難なものだ」という。ローマに戻れ。お前を噂で聞きたい、と。
時が現在に戻り、なやむトト。
また時が戻る。別れ。抱き合う手が映し出される。アルフレードもいる。「すべて忘れろ。」という。「自分のすることを愛せ。子供の時試写室を愛したように。」と。どんどん離れていく大切な人が切ない。妹、母、アルフレード、神父。
時は今に戻る。トトが家に30年ぶりに帰る。母と抱き合う。部屋には懐かしいものがたくさん飾ってあった。
アルフレードの妻に、最期まであなたの話ばかりしてた、あなたが大好きだったのよ、と言われる。お葬式で、映画館の前を通る。テレビやビデオのせいで客がこなくなり、6年前に閉館になったという。
アルフレードはトトの母に、トトには知らせるなと言ったそう。
閉館になった映画館を見て回るトト。
自宅で自分が撮ったエレナを観る。母親が覗く。
帰るのが怖かったと母にトトは話す。逃げて申し訳ないと。母は、いつもお前に電話すると違う女が出る。「お前が誰かを愛し落ち着いてくれたら嬉しい、お前の生活はあっち。この村にあるのはまぼろしだけ」という。
爆発させて崩れる映画館。駐車場になるらしい。
帰ったトトは、形見と言ってもらったアルフレードからのフィルムをみる。それは、切り離されていたキスシーンの数々。涙を浮かべるトト。
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