『ゴジラFINALWARS』と『劇場版超星艦隊セイザーX』とを劇場で見て轟天号に魅入られてる世代なので、小中学生の頃にデアゴスティーニから出てた東宝特撮DVDコレクションでこの『海底軍艦』のビデオを手に入れて見たもんである。
久々に見たけど娯楽作として結構出来がいい映画だと思う。
旧大日本帝国海軍の亡霊が密かに建造していた海底軍艦で御国のためでなく世界のために、海底から地上制圧を企むムウ帝国と戦う、という大筋からもうロマンがひしひし。
問題があるとすればムウ帝国がなんかちゃちくはないんだけど科学が進んでるはずなのに変に南国民族感に溢れてて実際文明が酷く劣ってるところとか、ムウ帝国の民間人も全部焼き払っちゃってるところとか、新怪獣マンダが乗船を待ってくれたりやたらと弱いところとか、って意外と多いな。
マンダの散り様は最早ゴキジェットにやられたゴキブリのようであるが、後の『怪獣総進撃』で素晴らしい操演が見られるのでこの作品で新たな操演怪獣に挑戦したことはきっと無駄ではなかろう。