AFTERHOURS

ビフォア・サンセットのAFTERHOURSのネタバレレビュー・内容・結末

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ3作のうちの2作目。幾度目かの鑑賞。思い入れ、思い込み、僻見や先入観、独断と偏見。とにかくかなりの依怙贔屓バイアスが掛かっており、客観的レビューが難しい、。

1作目から9年を経て再会したふたり。
もうそれだけで感涙、。
色々言いたいけど、特にラスト。映画史に残る名シーンだと思う。
まるでコーヒーの闇にミルクがゆっくりと溶けていくような深い余韻を齎す。
流れるNina Simoneのエスプレッソの如き(コーヒーだけに)苦味のあるソウルフルな歌声。
おどけたステップを踏むセリーヌとそれをソファに座って見つめるジェシー。
別れの時はもうすぐそこ。ふたりは果たしてどのような決断を下すのか。まさしくJust in time。
今まさに核心に迫ろうというその瞬間、ゆっくりとフェードアウト。
まるでふたりの気持ちが交わるフレッシュな(コーヒーだけに)その刹那の空気を閉じ込めようとするみたいに。

観た後はいつも決まってふたりの"その先"をあれこれと取り留めもなく考えてしまう。
そしていつも決まって愛しい人を想う。みたいな。そんな映画。
AFTERHOURS

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