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ディス・イズ・イングランドのmkのレビュー・感想・評価

3.6
『パディントン』を観て以来、Brexitにおける移民への影響などを考える今日この頃。

本作の主人公ショーンは、極右思想に感化され、パキスタン人をはじめとする移民に暴力などの差別的な言動をするようになってしまう。無垢な子供を主人公にして、善悪を問う映画というと、『ジョジョラビット』や『縞模様のパジャマの少年』などが挙げられるが、逆にこうやって、まだ善悪を自分で考えられないが子供をレイシストにしてしまうという可能性もあるのだなと。しかし、移民を迫害する側にも、そのような思想に感化されやすい原因があって、そう簡単には解決できない、難しい問題。日本にいると、なかなか想像しにくい問題というのは多くあると改めて感じた。
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