ディス・イズ・イングランドの作品情報・感想・評価

「ディス・イズ・イングランド」に投稿された感想・評価

やっぱスキンズは最高だせ!と言いたいとこだが、当時の政治背景を考えるとそう簡単には言えないな。

おれは最初のフレアパンツ好きよと言ってあげたい。
asy

asyの感想・評価

3.4
ブログを書きました★
イギリス映画「This is England」|80年代イギリスで起こったスキンヘッズのパキ・バッシング
https://asliyuuki.in/this-is-england

昨日久々に再見。前回観た時と、感想がガラリと変わった。前に見たときは、UKカルチャーに興味があった頃、モッズから派生したスキンヘッズを知りたくて観たのだ。そしてクールだと思ったし、主人公に少し共感すらしていた。今回改めて観て、社会派のドラマであると理解し、前回とは異なる感想を持った。

1983年のイギリスが舞台となり、当時の若者(スキンヘッズ)たちの生活を描きつつ、その中の一部過激派がイギリス国民戦線に感化されながら人種差別を行う様が描かれる。そこにイギリスの政策によるフォークランド戦争で父を無くした少年が、その寂しさや正義を求めて大人の中で成長していく姿が描かれる。

率直な感想を述べる。子供を使ってずるい。ていうか、コンボ頭いかれすぎだろ!差別からは何も生まれない。お前らが差別している相手に何を言おうと、変わらない。そもそもその人たちは、お前の国が連れて来たんだよ。だったら、上を突っつけばいいのに。それも出来ない、出来損ない。仕事がないのは、お前が無能だからだよ!!お前みたいなやつどこの国に行こうが無能だわ。マジで他責なやつファックやな!!!

(おっとすみません。南インドの文化に親しんでいる者からすると、本当にそう思ってしまったのです。)

パキスタン人の店を襲撃するシーン。胸糞すぎる。子供にあんなこと言わせてさ。。もちろんスキンヘッズの皆が皆、差別主義者というわけではない。だからこそ、ウディが止めてくれればよかったのに。。

この映画の結末では、答えが明確に描かれていない。ショーンが最後のシーンでしたことを、どう捉えるかは私たちの考え方次第。

ショーンが、差別からは何も生まれないと学んで、父が亡くなった事を国のために戦ったのだと受け入れる。そして未来に希望を見出して、前に進んでほしい。

たしかにこの映画は、当時のイギリスの一面を知るには良いだろう。ただこの映画が英国アカデミー賞を獲っていることがちょっぴり不快だ。This is Englandですか?これが、イングランドなんですか?ここで描かれている人なんかよりも、もっと素晴らしい思想で思慮深い人たちの方が、多いと思うけど。
この前見たミッドナインティーズを思い起こすような設定でした。

イギリスの有名なスキンヘッズとかモッズのいわゆる若者の文化族に主人公が染まっていくのですが、ファッションとか髪型の見た目だけではなく
、仲間意識や政治的見方も組み込まれていてただの同じような服装をするグループではないことに気づく。

ベルボトムを履いて登校したことでいじめられた主人公は帰り道に年上らしきパンクなお兄さんたちと出会う。彼らはまさに丸刈りやお洒落な帽子、ジーンズにドクターマーチンを着こなしたスキンヘッズだった。彼らと遊ぶようになった主人公は同じように丸刈りに剃ってもらい、お母さんにマーチンをねだる。笑笑 けど高いし小さいサイズがないからロンドン版のマーチンと靴屋のおばさんが説得する別のブランドのショートブーツを買う。

見た目から入ることがそれの第一ステップ。
こういう憧れのものを手に入れたい!憧れの人みたいになりたい!っていう衝動や欲望は個人的によくわかります笑 見てて可愛いなぁって思ってました。

後半、サッチャー政権によるフォークランド戦争の影響が見られたり、スキンヘッズの仲間内でもナショナルリズム的な運動があったことが分かりました。でも結局個人個人事情があったり背景が違うので仲間割れもあります。労働者階級の白人男性がかかえる黒人や移民への怒りも生々しく描かれていました。
最後は個人的に「さらば青春の光」を思い出させるような終わりかたでした。イギリスらしくてかっこよかったです。
ディスイズイングランドって強烈な皮肉なのかな

ストーリーは置いといて、スタイルかっこ良すぎる
めちゃくちゃイングランドだな〜〜
結構社会の話が絡んできて面白かった
まっつ

まっつの感想・評価

2.9
DVDにて鑑賞。

青春時代を当時のポップミュージックで彩る映画は数多い。私が観測している中でも『トレインスポッティング』『ノーザン・ソウル』『mid90s』などが挙げられる(少なすぎでは?)。ただ本作がそれらの作品より抜きん出ていると思うのは、当時の政治運動を物語にしっかりと組み込んでいることだ。

本作で描かれるのはスキンヘッズのコミュニティ。スキンヘッズのムーブメントは大きく分けて2度起こっている。モッズを直接のルーツとする60年代と、パンクムーブメントから派生した70年代後半〜80年代。『ディス・イズ・イングランド』では後者の時代にスポットが当たる。
時は1983年。サッチャー政権主導の金融緩和政策で経済は回復したが、同時に貧富の差も拡大する。移民の大量受け入れに反発するスキンヘッズの一部はネオナチ的思想の国民戦線と結託、パキ・バッシングに走る……そんな時代の話だ。
う〜ん、これ本当に80年代の話ですか??2020年現在の物語でなく???とも思えてしまうほど、今のイギリスやアメリカ、そして日本の状況とも通ずる部分が多い。

閑話休題。主人公であるショーンはグリーンランド紛争で父を亡くしたがゆえにどこか孤独で、どこにも身を置けない居心地の悪さを感じている。それでいて純粋なモンだから、自分より大きなコミュニティから与えられた思想にたやすく感化されてしまう。とは言えその心情も痛いほど理解できて。なぜって彼は「居場所」と、それを脅かす「敵」を見つけたのだから。若さゆえに純粋なショーンが、コンボから植え付けられたネオナチ的思想によって駆動する様は見るに耐えない。ウディ達のコミュニティに留まっていればよいものを……とも思うが、泣き父の死を無駄だと思いたくないがゆえのアクションだと思うと、ただ責めることもできない。しかし、クライマックスで直面する現実。暴行を受けた彼の安否が最後までわからないことに、事態の重さや救われなさを感じる。だが、信じるものは他人から与えられるのでなく自分で掴むのだ、と言わんばかりのラストシーンには希望も見出せる。信じたものが仲間を脅かすなら、そんな思想は捨てなくちゃいけないんだ。たとえそれが、かつて自分を救ってくれたものであっても。


ここからは余談です。
ウディ達とコンボは同じスキンヘッドでこそあるものの、思想は大きく異なるものと思われます。先に挙げたパンクムーブメントは時代が進むにつれて、ネオナチ的思想の「スキンヘッズ」と、アートスクール系のリベラルなパンクスに分かれていくので。ウディ達はおそらく、思想的には後者だったんでしょうね。ウディ達とのわちゃわちゃを永遠に見たかった……そういう2次創作モノないですかどこかに……
くぅー

くぅーの感想・評価

3.9
妙に自信に満ち溢れてる様な堂々のタイトルですが・・・美しくもある対照的なラストが、何とも言い難い後に引く余韻を持たらしました。

本作で描かれるのは1983年の英国・・・アルゼンチンとのフォークランド紛争後、サッチャーリズムという自由主義が浸透する中、不況や移民等の様々な問題が噴出し出し、忘れ得ぬ年でもあるんです。

そんな状況をシェーン・メドウズ監督は、フォークランド紛争で父親を失ったいじめられっ子を主役にし、迷いつつも成長する姿を通して描いて見せる。

ただし、当然にその時代を知らないと、このニュアンスは伝わりにくく・・・この閉塞感は見る者を選ぶのかもしれない。

が、何気に現在の我が国とダブったりするのが興味深いし・・・あのケン・ローチ監督作品が好きな方にはハマれるかも。

なお、キャストでは、トーマス・ターグース君・・・スキンヘッドになって、いい味を出し切ってます。

そんな訳で、音楽界ではブリティッシュ・インベージョンなる変革もあったこの時期・・・渋くバラエティーに富んだ使用曲達にもニンマリ。
ありきたりのガス抜き映画。英国アカデミー賞の作品賞なんか取ってる辺りがまさに。しかも主人公のガキはどう見ても栄養十分な二段腹じゃないか。
最初の方でショーンが独りで浜辺で寂しく遊んでるシーンでかなり心を掴まれた。同年代の子供同士でつるんでと言うわけではないので腹が立つ気持ちもあるけど、いい映画で好きなテイストだった。ジョナヒルが影響受けたと言っていたようにmid90sと重なるような部分もあった。
mid90'sを見る前に見ておくといいと何かで読んだので、久々に鑑賞。久々に見たら、ジャック・オコンネルが出ていた事に初めて気がついた。前に見たときは気が付かなかったよ…。
ラストシーンのスミスのカバー(なんでカバーになったのかな?)が良いんだよな。
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