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ディス・イズ・イングランドのキャンのレビュー・感想・評価

4.2
スキンヘッズという悪たれに、フォークランド紛争で父親を亡くした10歳の少年が影響されていく物語。
悪たれなんて書いたけど、登場人物は全員基本的には悪いやつじゃないです。皆にある程度感情移入できます。
ただそこにある主張っていうのが極端過ぎたり、中途半端だったりするだけで…。
そこがいかにもまちのゴロツキが語る政治思想という感じで…。
スキンヘッズって何なのよ、って話とサッチャー政権当時の雰囲気がわかったような気にさせてくれる映画です。
あとteen-ager を中心に据えている分、若者文化の描き方はとってもカッコいいです。
スメルのメイクなんかは今の日本で流行ってますよね。そこも面白い。
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