Jimmy

かぐや姫のJimmyのレビュー・感想・評価

かぐや姫(1935年製作の映画)
1.5
1935年作品で長い間「幻の作品」と言われていた映画で、イギリスで発見されたフィルムが「85年ぶりの日本凱旋」として、こないだ京橋の国立映画アーカイブで上映されたが、日本映画専門チャンネルにて放映されたので観てみた。

確かに、撮影監督が円谷英二なので、かぐや姫が竹から出てくる場面の特撮は、恐らく当時としては頑張っていたものだとは思うが、本作よりも前にフリッツ・ラング監督などは『死滅の谷』(1921年)など多くのラング初期作品で特撮シーンを生み出しているので、さほどインパクトはなかった。

映像は綺麗であるが、全編ほぼスタジオ撮影されたシーンはやはり古い感は否めず、致命的なのは(主演女優には申し訳ないが)かぐや姫が美しく見えなかったこと…(-_-;
本作を観ていて、「あぁ、京マチ子だったらなぁ~」などと思ってしまった。

また、「かぐや姫」といえば、クライマックスは「月に帰る場面」だと思うのだが、この作品は「おいおい、月に帰らないのか~ぃ?」と思ってしまう変わったかぐや姫映画…🤣笑
Jimmy

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