湿疹

昇天峠の湿疹のレビュー・感想・評価

昇天峠(1951年製作の映画)
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小粒ながらなんていい映画なんだ 笑える 村と街をつなぐ唯一の手段であり、外側から村にニュースを連れてくる一日一本だけ走るバスが、生死や欲望による不条理な祝祭でいちいち立ち往生し、それでもなお行き来するから、その永遠に繰り返される軌道に組み込まれるしかないという理不尽さ 閉ざされた共同体の本質は、外部が存在しないことではなく、外部との往還すら共同体内の儀式に組み込んでしまうことにあるのではないか
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