興奮冷めやらず。全体としては街から失踪した女の謎の話だけど、前半は1960年代の愛人たちの秘密の手紙の謎の話で、後半は湖に現れた謎の未確認生物の謎の話。もう本当にずっとワクワク、謎への近づき方が未知数>>続きを読む
繊細な顔映画。共産圏の人か女性にしかわからない感覚でできた映画だと思う。
めちゃくちゃ好き。神話的でもありディスカバリーチャンネル的でもある人間観。映画のエネルギーがそのままごく自然にアンチ家父長制・アンチ近代と結びついている、これぞ映画人間学。老人や同性とだけではなくつい>>続きを読む
グリーナウェイの長編デビュー作らしい。架空のドキュメンタリーとしてのアルファベット順の鳥人間図鑑。ナレーションがあればなんでもあり。身体から水が出る女の話のところとか、実験映像としてもかっこいい。「重>>続きを読む
全部胸糞悪い。特に腹立つのは娘と妻献上して切腹する男の話。映像としては安心して観れる。
めちゃくちゃ綺麗な湖の光景を捉えたロングショットの中に金玉が確かに存在しており、そこからはもうずっとそんな感じ。永遠に見れる
オオライチョウの求愛をこっそり一緒に聞くところなんて涙出た。ロケーションの魅力と必然性。子供を残して仕事に逃げるデカ女
最後に生きてるのか死んでるのかわからない主人公がモノローグで言ってること、全部わかる。
下宿のシーンまではお金ない若いカップルかわいいな〜と思って観ていた。35円しか持ってない男女の戦後の上野一日デートという設定の時点で惹かれる。車や牛が横切って中断する野球のシーン、上野公園から上野駅ま>>続きを読む
めちゃくちゃ好き。淡々とエントロピー増大映画。疑いと乱交と地獄は終わらない。
ドストエフスキーの『白夜』はASD男とASD男の妄想の女しか出てこないから嫌いだけど、ブレッソンのドライな感じの映像だったらどうなるんだろう?と思って観に行ったら、別になんも面白くなかった。いい感じの>>続きを読む
「郵便屋が週に一回来るなら僕は週に二回来ます」←言われたい。踏切で汽車が通り過ぎるのを待つシーンでぐっときた。青森なのに毎日すごい晴れてる。他の成瀬よりは説明的な感じがする。あんな旅館で絶対に働きたく>>続きを読む
坊主になるまではほ◯◯◯き先生にしか見えない。マネの少年の笛の音が尺八だったら……という聴覚ギャグ。これは藤田嗣治のことなんも調べなくても撮れるのでは。
最初はずっとセックスしてるだけで疲れるな〜って感じだったけど、だんだんお互いにガチ恋になるから吉蔵と定がかわいく見えてくる。人前でしすぎ。愛の完遂に乾杯
面白いけどくどい。でもわたしもこんなテンションで昼夜働いてみたい。地味に反共
最終的に元娼婦の女が死んだり死ぬまで監獄に入れられたりする話じゃなくてよかった、とはならない、ずっとつらい話だった。結局ケリーは街を離れることになるわけだし。男を殴りまくる始まり方からして毒々しい。や>>続きを読む
とてもいい。17世紀に見える。死んだ人が帰ってきた痕跡を残すテーブルをうつした画面がそのまま静物画になるのに感動した。安直な男の物語になる終わり方にはモヤるけどバロック浴びられたので感情的にはよし。
直前に『パリ1900年』を観たから、引くに引けなくなってエッフェル塔から飛び降りる男と外国人からカメラを向けられたことで崖から飛び降りて集団自決することを余儀なくされた沖縄の少女の話の対比にえっ?って>>続きを読む