人が恋愛する能力を持っているのではなく、力が持ち主を移って伝染するのだという恋愛力学。もうこれは複数の男女のペアの関係性の中で力が誰かから誰かへと移っていく、それこそゲームのようなものだった。朝の工業>>続きを読む
友達がBlu-ray貸してくれたので観た。一瞬で終わってしまった。無限のコミュニケーションの映画だけど風景などが人間関係に関係ないものとして入ってくる感じがすごい。苦手な人ばっかり出てくるし人物造形や>>続きを読む
パゾリーニの静物画と活人画の組み合わせでできたような短編が面白かった。他のはあまり記憶に残らず
純粋なスポーツマンシップからは程遠いいろんなしがらみがゲームを盛り上げる、スポーツ的な力関係としての恋愛力学。三角関係映画で一番好き。
めちゃくちゃ楽しく観ていたが、10代の頃に「テニスやってる限りは>>続きを読む
金に物言わせて執着してくる男に雇われて自分を尾行してくる男を殺してなんでこんなに責められなきゃいけないのか。
自分の老いや醜さを棚に上げて若い女と若い男の間に入ってきて殺人衝動を発揮する弱者男性が生き延び世に蔓延るという恐ろしい話だった。画力でつけこんでるくせにお前の画力が目的だと言われるとキレるあたりもリア>>続きを読む
『フュリオサ』と比べ、CG多用してるかどうかでだいぶ迫力が違うんだなと思った
距離感とテンポがワイズマン。冒頭から先生と一緒にリズミカルな会話で着実に給水機に近付いていく女の子を根気強く撮っていて、ヘルツォークとだいぶ違うなと思った。点字教育にもレーガン政権のアメリカの新自由主>>続きを読む
政治家が盲ろう者を訪問し、その後にステージで音楽が披露されているときに、介護者がリズミカルに手を叩いてそれを伝えているところや、介護施設の中庭にある木を触って確認しているところ、生まれつき盲ろうの子供>>続きを読む
『去年マリエンバートで』みたいな始まり方で、あこれはいい映画かもしれない……と思ったが、観れば観るほどこちらの予想を超えてくる素晴らしい映画だった。絶対に映画館で観てほしい。
male gazeが女性を客体化・物象化する最たる例として『軽蔑』の冒頭のブリジット・バルドーのシーンが挙げられており、カヴェルがゴダールに対し、女性たちがブルジョワ社会で売り買い可能な物になってしま>>続きを読む
素晴らしい。すでに暴力についての思索もある。ジジェクに顔が似てる農家のお父さんいた。
観れば観るほどなぜこんなに長回しでロングショットなのかわからない……
号泣したあと、もし同じくらいの年齢になって介護が必要になっても(生きてれば確実になるのだが)、このままだとちゃんとした家も看護師を雇う金も心配してくれる子供も顔を見せてくれる弟子もいざというときに思い>>続きを読む
特撮がすごくて、水中のシーンなどは普通に感動した。「幸福は勝ち取るもの」のテロップが二回も出てきて、同行者が、これ会社の研修で見せられる自己啓発ムービーじゃんと言っててめちゃくちゃ面白かった。
タルコフスキーの空中浮揚のシーンのオマージュがあった。こういうの観るとフランス語学習はたくさん教材がありそうでいいなと思ってしまう。back stageで箱バンが演奏してる曲はびっくりするくらいダサい>>続きを読む