MiYA

新・座頭市物語のMiYAのレビュー・感想・評価

新・座頭市物語(1963年製作の映画)
3.5
シリーズ第3作。本作よりカラーに。やっぱり見やすいです。ただ、本作はそれとは関係なしに傑作なのではないかと思います。

郷里の笠間に帰ってきた市が師匠(河津清三郎)と再会。貫禄たっぷりの師匠だが、実は下衆だったという意外な展開を見せます。

印象に残るのが、師匠の妹(坪内ミキ子)から求婚された市が堅気になろうとするところ。市を仇と狙う男(須賀不二男)がサイコロ勝負でわざとイカサマをじて市を見逃すシーンが印象に残ります。そんな彼も下衆な師匠に殺されてしますという不憫。

結局、市は師匠と対決せざるを得ず、堅気にはなれなかったと、女のもとから去っていく。とても切ないドラマでした。

BS12にて。
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