新・座頭市物語の作品情報・感想・評価・動画配信

新・座頭市物語1963年製作の映画)

製作国:

上映時間:91分

ジャンル:

3.6

「新・座頭市物語」に投稿された感想・評価

★★★liked it
『新・座頭市物語』 田中徳三監督
New Tale of Zatoichi

シリーズ全26作の第3作目・初カラー

勝新太郎&坪内ミキ子
師匠の妹に惚れられ、カタギになると誓う市

”お嬢さん、市はやっぱりこんな男でして”

いっつぁん、切ないでござる
naokit

naokitの感想・評価

3.0
3作目〜…カラー作品になると同時に、市の頭髪が坊主から短髪へと伸び始めました!

前2作からの因縁が未だ切れず、堅気になろうとするものの、一度踏み込んだ渡世の世界という泥沼から脱け出す事叶わず!…ってな展開です。

哀しみを抱えた顔つきで斬りまくり、背中を丸めて立ち去る後ろ姿の寂しさよ…斬ったぶんだけ因縁も増えていきますよ、市。T^T

……とか言ってはみたものの、次も楽しみですな。(^o^)
ここからカラー作品になる座頭市3作目
敵討ち恋物語師弟対決と盛り沢山も全然ごちゃついてなく、シンプルな音楽と相まって非常にわかりやすい
蝋燭を使った居合切りや丁半博打のくだりもいい
昔ながらの非常に短いスパンで公開されていくけどハズレがあまりないというのが何気に素晴らしい
yu

yuの感想・評価

2.5
悪に堕ちた師に破門された英雄は師の妹との約束を壊り師を斬る。
notitle

notitleの感想・評価

3.6
シリーズ三作目。今作よりカラー。嗅覚感、奥行き感をより感じられる。夜場面が多いが次作のカラー感よりこれ位が良い。過去の仇取りや、市の師匠やら割ともりもり。今後への市のスタンス変化が描かれていて、なるほどとなりつつ、順に観るものだなと痛感。
傑作3作目。初のカラー作品。ヒロインは坪内ミキ子。美しい。

河津清三郎が登場した瞬間から禍々しい雰囲気が立ち込める。

道場の前の小川の流れる音。わざわざ湯飲みで市が酒を飲む時の音。明け方のすずめのさえずりなどの音が主張するシーンと対比するように、弥生(坪内)と市がひかれあう竹林の美しいシーンでは、風のそよぐ音すらせず、静寂に包まれる。

映画は、悪巧みする浪人の師匠(河津)娘の弥生と市の悲恋、市をカタキとして狙う渡世人・島吉(須賀不二男)との関係を描くが、どの人物も迷いなく自分に忠実で素晴らしい。

弥生と市が向き合うことなく、互いの思いを告白する時、言いようのない情感があふれる。この男女は触れ合うことがかなわないとしても、一つの魂なのだ、と思わせる。

月が奇麗だという弥生が市にわびるとき、いいえ、そう言われれば奇麗な月がまぶたの裏に浮かびますと返す座頭市。見えないものと見えるものの鮮やかな反転。

何度も土下座をしてカタギになろうとする市の思いは、災厄のような悪人たちによって引き裂かれていく。

ラストシーンでは、戻ることのできない悲痛さに、われわれも引き裂かれることだろう。
げん

げんの感想・評価

3.8
昂って虚空を居合斬る座頭市に、急にズームアップするとこ、すごい好きです。
山岡

山岡の感想・評価

3.8
座頭市3作目。
一応、前作までの流れと連続性のあるストーリーになっており、前作で市が叩っ斬った勘兵衛の弟の島吉が兄の仇討ちのために登場。兄は悪党だったが、弟は礼儀正しい良い人。市との勝負の最中に急に出てきた市の師匠、弥十郎に勝負を延期しろと言われたら、それに従うし、中盤、市に果し合いを断られてその代わりにと行われる丁半博打のエピソードはあまりにも善人すぎて涙が出そうになる…そんな善人の島吉を無情にも斬殺したり、天狗党の悪事に加担したりと、市の師匠、弥十郎は完全に腐り切っていたことが後で発覚する。最終的に市と弥十郎の師弟対決で幕は下りる…。

前作からの因縁、市と弥生の恋、腐った師匠との対決、それぞれバラバラのエピソードが絶妙に交差した素晴らしい脚本だと思う。

カラーになっても市の格好良さは変わりません。
本作からカラー映画になったシリーズ第3作。「座頭市」の世界を美しいカラーで味わえるのは最高だ。特に代名詞的な蝋燭を使った居合い斬りのシーンのカッコよさったら。
本作には河津清三郎が演じる市の師匠が登場。河津清三郎が演じてる時点で何となく序盤で話の展開が分かるのだが、やっぱり印象的でいい味を出している。名脇役だ。
市の儚い恋物語はシリーズではとても重要な要素。本作での市の恋は非常に残酷な結末を迎える。シリーズ中でもかなり好きなエピソードだ。