この映画を駄作たらしめた欠点はただ一つ。ケイト・ブリュースターがターミネーターと打ち解けるまでの時間があまりに長すぎること。今作においてジョン・コナーが主役らしい活躍をなかなか見せられない以上、もっと早い段階で両者が物語を主導しておくべきであるにもかかわらずいつまでたってもキーキー喚いてるばかりだから一向に物語が進行しない。その結果映画の中で見所となるのが前半のカーチェイスだけという体たらくで終わった。
前2作に比してシュワちゃんの活躍が少ないことへの不満もあろうが、そもそもシュワちゃんは演技できないし役の性格上出ずっぱりになるわけにはいかないんだから、やはりジョンとケイトの活躍がメインであるべきだったろう。それが後半になってやっと…という流れはまずいといわざるを得ない。
T-Xは設定倒れ。以上。