(金)と(ビ)？

「まるきん」と「まるび」と読みます
金持ちと貧乏ってことだって

いちおうこのへんの時代に話題となった格差社会を描くエッセイからの井筒監督オリジナル脚本作品らしい

要はよく言われてた一億総中流社会ってのはうそだろ？ってこと…
人によって貧富の差は絶対あって当たり前か

出生時に取り違えられた片やしがない弁当屋の店長と片や医者になってる金持ち息子

ふたりのすれ違っちゃった人生を描く！！
…のかと思えばそんなことはない

ふたりを含めた中学の同窓会旅行で参加メンバーそれぞれの人生をあぶり出す！！
…のかと思えばそんなこともない

なにが描きたいんじゃ？？？
ぜんぜん貧富の差とかそんなの描かれてる感じないんだけど…

てか全編ダダ滑りコントのみです

けっきょくひっかかるものはなんにもないままどこにも着地せずに終わるこれがコメディなのか？っていう作品…

当時の空気感ならまだ笑えたのかな

1985年の映画…
一億総中流とかたしかにまあ日本人てそう思いたがるとこあるよね…

てか…
この映画のいいところ
堀江しのぶさんの姿が見れるとこ

ほんの数分だけど…

若くして亡くなったアイドルのキラキラした姿がフィルムに残っててホントに良かった

それがこの作品で良かったのかって疑問はまあ置いといてね

いや…
「NECO」チャンネル無料お試しのあいだになんか見とこう！ってこれ見たけどなにも無理に見なくてもだよね…

井筒和幸＝西岡琢也のコメディ。貧富、階級格差にセックス格差まで題材にしている。下にいる者が成り上がろうというのではない。適当に利用し、享楽的に暮らしていくだけだ。それにしても凄い出演者だ。これだけでも楽しめるのだが、西岡のポイズン投入で痺れゆく。
淡路ニュートーホ劇場にて

えらいカオス。いわゆるドタバタにも一応は筋があったんだな……など思うほど。
時代美術の資料としては嬉しい風景が多い。服も街もゴテゴテだ。あとオープンから二年目の池袋ミルキーウェイが出てきた！あんまり変わってない。
「高級外車を乗り回しているのに指が１０本ある」w