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関東女賭博師のmitakosamaのレビュー・感想・評価

関東女賭博師(1968年製作の映画)
3.5
スカパーにて。女賭博師シリーズだがちょっと作風が違ってるね。

スリだった女が、手先の器用さを見込まれて胴師にスカウトされる。
この、スカウトをした先輩の胴師に伊藤雄之助。
いやいや、伊藤雄之助が実に良いキャラクターを演じている。

で、胴師の凄腕に見惚れ、師匠と慕い弟子入りすることになる。
とにかく伊藤雄之助に味があるので、師弟関係に微笑ましさすら感じるわ。
セクシャルな匂いは無いが信頼関係の熱さが堪らない。

これになんか既視感があるなと思ったら…エースを狙えだ。岡ひろみと宗像コーチの関係に似ている。ラストの主人公のバトルと師匠の死のリンクとかデジャブ感が否めない(今作の方が先に作られているのだが/笑)

すると昔のスリの仲間から手切れ金を迫られ、已む無くまたスリを犯す。
更に緑内障を発症し、胴師の勝負を左右する“目”に弱点を抱える事になる。

そして眼科の先生がスリの相手だったという因果関係!面白い!

胴師の名人戦に挑もうとする師匠が襲われ、代わりに出場。
女胴師を目の敵にする先代胴師とのガチバトルに緑内障のハンデで挑む!

スポ根だ…
むしろ「胴師をねらえ!」ってタイトルの方が似合うくらいにスポ根。
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