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燃える勇者のmitakosamaのレビュー・感想・評価

燃える勇者(1981年製作の映画)
3.4
東映YouTubeにて。真田広之が相変わらず無茶な撮影をやってますわ。だって勇者な上に燃えてるんだもん。

ヒロくんがアフリカで動物と共に育った青年ジョーを演じる。神戸でアフリカ行きの船に乗るつもりが、何処か良くわからん土地へ。
これが絶妙に上手いロケーションなのだ。程々の田舎で自然もあるが街は地元企業が牛耳っており、公害をも垂れ流す鉱山で栄えているという設定だ。

この田舎の大企業の社長が阿部徹。すっかり頭が白くなったが相変わらずのヒールっぷりだ。
この大企業の無法を暴くルポライターに勝野宏。主にこの2人で悪漢企業を倒すという話だ。
ゲストに、若山富三郎、もんたよしのりなんかも出てる。

街に突然暴れ馬が現れ、その馬を制したことで馬場に居候をする。
ヒロインとして伊藤かずえ。デビュー作らしいが、リハウスの頃の宮沢りえみたい。

殺された兄から渡された犯罪の証拠を持っていたためヒロインがさらわれてしまう。
彼女を救い出しに向かうクライマックスへ。

山間の工場らしき建物のロケが素晴らしい。傾斜がある屋根の上のアクションなど見どころたっぷり。
更に山の中を走るディーゼル機関車での戦い。真田広之が危険なアクションを連発。

大企業の秘密がなんと武器製造。しかも化学兵器というトンデモ展開だ。
だが、化学兵器なのでクライマックスに爆発などが出来なかったのは惜しい。またアフリカ設定が余り活かされなかったのも残念。

アクションも良いが、アクションが映えるロケ地のセンスがとても良い。
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