Iris

オペラの怪人のIrisのレビュー・感想・評価

オペラの怪人(1943年製作の映画)
3.4
古い映画だからかもしれないけど字幕が出るのが1秒くらい遅れていて、字幕も少し違う。
素敵な映画だから翻訳をし直してほしい。

2004年のオペラ座の怪人はクリスティーヌに恋した怪人の純愛を描いたストーリーですが、それとは少し違う内容で、怪人がクリスティーヌの父親という設定であり、このような解釈もあるのだと考えさせられました。
劇団員たちの怪人を表すジェスチャーやクリスティーヌを巡る三角関係などところどころコメディ要素もあって少し和むような雰囲気の映画です。
この時代ゆえかもしれませんが、シャンデリアの金具をノコギリで地道にキコキコするシーンがとてもシュールでした。
ショパンの曲を歌劇にしたオペラやララバイ(子守唄)もとても美しかったです。

ただシャンデリアやオペラ劇場の話が薄くて、音楽や美しさも私は2004年版の方が好きだなと思いました。

火災によるシャンデリア落下や、建設中に地下水脈が見つかった地下の地底湖は、実際にあった事みたいで、原作者のガストンルルーが当時ル・マタン紙の新聞記者で取材していた事件を取り入れたお話みたいです。
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