Nana

オペラの怪人のNanaのレビュー・感想・評価

オペラの怪人(1943年製作の映画)
3.5
パイプオルガンが鳴り響く劇団四季の「オペラ座の怪人」じゃなくて1943年の「オペラの怪人」。
約80年前、第二次世界大戦中にアメリカ人は総天然色のこんな作品を作っていたのだなあ!!ってことにリスペクト。
部分的に赤ばっかり目立つシーンや青ばっかり目立つシーンもあって、時代を感じます。
でもファントムの隠れ家が崩れて来るとことか、結構迫力があってしつこいようだけど80年前の映画なのにリスペクト。

ストーリーは怪人二十面相的なクラシックホラーで、ファントムの人間時代やファントムになった理由が描かれて、心情的に分かりやすくなっています。

クリスティーナを巡る警官とバリトン歌手が、そっくりだけどセリフも動作もシンクロしててオモロい。
バリトン歌手の驚くべきロングボイスは素敵だけど、肝心のクリスティーナが微妙なのが残念でした。
オペラ座の怪人ってこんな話だったかしら?
Nana

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