事前知識もなく、なんの気なく見始めたけど、めっちゃ良かった。
いやーめっちゃ良かった。
これは平成元年?の映画?
にしても平成元年の映像って今こんなに綺麗に見れるものなのか?
役者の演技も、今見ると不思議な印象で、全体的に自然体で緊張感はあまり感じられずきばっておらず、とはいえ若い猛りはがまん汁のようにその表情の前面に溢れ出ていてとにかく信頼して見ることができた。特に筒井道隆さん。
よくある青春ものに違いないが、映画的なハイライトがやたら多く、文脈とかを気にするよりも前に、良いシーンが印象に残った。
とくに高岡早紀さんの、いかにも年相応な少女らしい無邪気な表情をみせたあとに、その後の物語の急展開へと誘うような一転した虚ろな表情が、なんともいえず、彼女の真意がよくわからないままただ画面にくぎづけにさせられる力を感じずにはいられなかった。
脇を固める俳優も非常に印象に良く、プーの土屋久美子さんとリリコの大寳智子さんふたりともなんかカッコいいし、東幹久さんやっぱりこういう役ハマってるし、めちゃくちゃ小さくてあどけない浅野忠信さんかわいすぎて悶えた。