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春のソナタの遊のレビュー・感想・評価

春のソナタ(1989年製作の映画)
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視点が変わることなくずっと客観で4人の男女を映しているのに、2時間弱の中で「こいつの人間性が終わってるから関係がこじれてるな...」と思える人がはっきり変わってゆく
観てるほうのスキルの有無に関わらず、精度の高い人間観察をした気持ちにさせてくれるロメール

小難しい哲学用語を表面的にポイポイ並べるだけのエーヴに 出た〜虫唾が走るエセインテリ〜と思ったが、哲学教師のジャンヌが意外にも彼女に同調するので えっこいつも?となりつつ もしかしたらすり寄ってきて鬱陶しいナターシャから距離を取るための態度だったのかも、とか後から考えるのも楽しい
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