みずけん

春のソナタのみずけんのレビュー・感想・評価

春のソナタ(1989年製作の映画)
3.8
「人生って素敵ね」というセリフがぴったりハマる、タイトルのイメージ通り爽やかな作品。

哲学専攻の女教授が、パーティーで出会った少女と交流を深めていく話。バカ広い豪邸や郊外の別荘で、癖強だけどどこか共感できるブルジョワなキャラ達がぶつかり合う、いつものロメール。

主人公が自分の部屋を出ていくシーンで始まり、最後はその部屋に帰る。別に大きな事件や展開は何も無いのに、映画が始まった頃の彼女と終わる頃の彼女は何かが違う人間になってる。映画だなー。
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