TaiRa

春のソナタのTaiRaのレビュー・感想・評価

春のソナタ(1989年製作の映画)
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恋人は旅行中で、家は従姉妹に貸している女性教師が、友人宅のつまらないパーティーで少女と出会う。恋人の散らかった部屋に居るのはうんざり、と愚痴った事から、少女と一緒に抜け出して彼女の自宅へお泊まりに。家を出て行った母親のこと、父親の新恋人が二十歳そこそこのクソ生意気なインテリ女で気に食わないこと、自分の首飾りをその女が盗んだのではと疑っていることなど、少女の悩みや愚痴を聞く教師。それがいつしか家族のゴタゴタに巻き込まれていって。哲学の教師故に、会話にも哲学問答のような風味が。と言っても重たさは感じさせない、少女を中心としたふわっと軽やかな春の香りがする喜劇でありました。
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