naoズfirm

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1のnaoズfirmのレビュー・感想・評価

4.0

ハリーポッターシリーズ最終章第1作目🎬

ストーリーは闇の帝王ヴォルデモート卿を倒す為、ハリー・ロン・ハーマイオニーの三人が“分霊箱”を探す為、旅に出る姿を描いた作品でした。第一作目から続いてきた伏線が回収され、全ての物語がようやく繋がりました。グリフィンドールの劔、分霊箱、死の秘宝、、死の秘宝とは「ニワトコの木の杖」「死者がよみがえる石」「死の透明マント」です。この3つを集めれば「死を制するものとなれる」と言われています。そして今作は多くの仲間がこの世を去りました。マッドアイ・ドビー・ヘドウィグ、、多すぎます。今作は "仲間の死"が大きなテーマの一つだと感じました。ハリーはこれをどう乗り越えることが出来るのかが見所です。またハリーの救出作戦はハラハラドキドキでした。ハリーポッターシリーズ1番の大迫力の戦いでした。

今作も伏線がいっぱいですね。両面鏡・ダンブルドアからの遺品・グリンデルバルド・バチルダバグショット・グレゴロビッチです。

印象に残ったシーンはハーマイオニーが両親にオブリビエイトを使ったシーン・ポリジュース薬を飲んでハリーが7人・ダンブルドアからの遺品、フレッドがハリーとジニーのキスを見てるシーン・トイレから魔法省に移動するシーン・ハリーとロンが杖で遊ぶシーンです。

ダンブルドアからハリー、ロン、ハーマイオニーの3人に贈り物がありました。ロンには火消しライター、ハーマイオニーには吟遊詩人ビードルの本、ハリーにはスニッチ(蘇りの石)。そしてもう一つ「ゴドリック グリフィンドールの剣」この贈り物が今後のストーリーに大きく影響を及ぼします!!ハリーがシ―カ―になって初めて捕まえたそのスニッチは「肉の記憶」という能力でハリーを認識しています。「肉の記憶」とはクディッチの競技でほとんど同時にシ―カ―がスニッチを捕まえた時どちらが先にスニッチに触れたかを判定する為にある能力でそのスニッチが捕まえられた瞬間を記憶する能力のことです。ハリーはそのスニッチを口の中に飲みこむという形で捕まえたから口づけをしなければハリーを認識しませんでした。ハリーを認識したスニッチはダンブルドアの残したメッセージ“私は終わる時に開く”をその表面に浮かびあがらせてハリーに伝えました。スニッチに浮かんだ文字はダンブルドアの筆跡だそうです。“終わる時”とはハリーが自分の死を確信した時のことで原作ではスニッチがシ―カ―に捕まりクディッチというゲームが終わる時になぞらえられています。“長いゲームが終わり、スニッチは捕まり、空を去るときがきたのだ。”自らの死を覚悟したハリーはスニッチに唇を押し当てて「僕は、間もなく死ぬ」と囁き。ハリーに“終わる時”が訪れた事を認識したスニッチの殻が開き中から黒い石、死の秘宝の一つである「蘇りの石」が現れました。仲間一人一人の死に涙なしでは見られません。
naoズfirm

naoズfirm