いっぱいいっぱいの自分を持て余して、常にイライラ。隙あらばケチをつけて文句を言う。
ここまでイラついた経験は無いが、なんで自分ばっかりこんな事にっていう気持ちは解るので観ていてしんどいね。カタルシスの前振りなんだろうと判っていてもしんどいわ。
オープニングの入りは観た映画の中でも十指には入ると思う。ウンザリする様な景色。埃っぽい道路を汗だくで歩く中年女。印象的な主題歌。ここだけ何回か繰り返して観てしまった。
この映画をハートウォームと取るか、傷の舐め合いと解釈するか、ギスギスからの気持ち悪いくらいの仲の良さを受け入れられるか、観た時のテンションでだいぶ評価が変わりそう。
ファンタジー展開なのにひどく生々しいので身内には勧めにくいな。