バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>の作品情報・感想・評価

「バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>」に投稿された感想・評価

Marquez

Marquezの感想・評価

4.0
風の吹くモハーヴェ砂漠。雨はほとんど降らない。青い空。寂れたモーテル“バグダッド・カフェ”。不満ばかりの女主人ブレンダ。カフェに集う少し変わった人達。やって来たドイツ人旅行者ジャスミン。舞台となる情景を書き出していくだけで映画の世界観がよみがえる。
構図と色彩と主題歌が印象的。いつのまにか心の深層に刻まれていた、そんな作品。ニュー・ディレクターズ・カット版で再鑑賞。アメリカ映画だと思っていたらドイツ映画だった。湿った手触りを感じたのはそのせいか。
アメリカ合衆国ラスヴェガス近郊のモハーヴェ砂漠のうらぶれたカフェに集う風変わりな人々と、そこに現れたドイツ人旅行者ヤスミン(ジャスミン)の交流を描く作品。

ジェヴェッタ・スティール(英語版)が歌うテーマ曲「コーリング・ユー(英語版)」は、アカデミー賞最優秀主題歌賞にノミネートされ、映画公開後も多数のアーティストによりカバーされるヒット曲にのし上がった。

ビールもコーヒーもないカフェ兼ガソリンスタンド兼モーテルの女主人ブレンダ(CCH・パウンダー)はいつも不機嫌。
ある日コーヒーメーカーを巡ってブレンダの亭主が出ていく。
娘は遊び呆け、息子は妻が赤ちゃんを置いて居なくなったのに暇さえありゃ下手なピアノばかり弾いてる。
モーテルに長期滞在してるお客はどうだい?!
部屋に男どもを引き入れては怪しげな商売をしてる女に画家気取りのルーディ。

そして砂漠をスーツケース転がして歩いて
きたドイツ女...ありゃ絶対怪しいよ💦怪しい臭いがプンプンするよ😖直ぐに保安官を呼ばなきゃだよ😱


CS放送で何気に見だした作品...ストーリーが進むに連れて食い気味にwww
そしてなぜかラストは涙がポロポロ😭

ルーディと出会ったことでジャスミンがどんどん変わって解放されていく展開が秀逸でした💕

カラカラに乾き切った心に潤いが戻り、
言葉がなくても心の交流は...
人と人は繋がることが出来るんだよ🙂
そう語りかけてくる様な、不思議で心ほっこりする物語でした
ブレンダの表情がどんどん生き生きしてくるのが心地よかった。

誰にでも素直に愛情を注げるジャスミンがめちゃくちゃ素敵…。

カメラワークなどに妙に人の気配を
感じて、この映画は誰かの熱い
メッセージを伝える映画であり
芸術なんだなーと思った。
はるか

はるかの感想・評価

4.5
自分の居場所、幸せを感じる場所はもしかしたら、そこではなく全く別の場所なのかもしれない。新しい自分を見つける。自分を肯定して大切にしてあげたい。

ジャスミンの髪がどんどん乱れていき、周りの人達と溶け込んでいく。天使のようで、どこか謎を秘めている。魅力は内面から溢れ出るものなのだと確信した。

噛み締めれば噛み締めるほど、味が出てくる。温かさに包まれる作品。「Calling you」が全身に染み渡る。
mana

manaの感想・評価

3.5
ほっこりする。悪くいえば退屈。その気だるさが魅力なんだろうけど。

よくわかんないけどストーリーより雰囲気とか色づかいとかを楽しむ映画なのかな? 一個一個のカットがすごく絵になってた

ポジティブなぶーめらん
しょう

しょうの感想・評価

5.0
荒んだ心に、一筋の光を貰えました。
なんて、優しく、暖かい物語なんだろうか。。
ron

ronの感想・評価

4.0
ジャスミンはまさに砂漠のオアシスで
荒れて乾ききった人々の心をちょっとずつ、自然に、潤していく
何をするわけでもなく、いるだけで、なんとなく空気が柔らかくなる

特に大きな出来事はないんたけど
でも間違いなくみんなの心は潤って
幸せな気持ちで帰っていく
そしてまた来たい、また会いたいと感じる

いつの間にか、観ている私も同じ気持ちに(^^)



けど思い返すと、映画の始まりもジャスミンも、なんとなく最初は違和感があって。
観ているうちに自然とそれは消えていたんだけど、ジャスミン自身もきっと、あのカフェで癒された1人なんだなと。
そういう心の情景もこの映画全体で表現されているのかな?


無意識レベルで自然にじんわりと染み込んでいくような、不思議で素敵な作品でした(^^)
ミニシアター・ブームの火付け役となった伝説の映画。

後輩に勧められて鑑賞。いい映画だったよ。
『カリガリ博士』から連綿と引き継がれるドイツ表現主義を今どき珍しいくらいふんだんに多用しており、水平を無視したショット、歪んだ構図、細かなカット割り、フィルムに着色した極彩色など、かなりエキセントリックで独特な世界観なのに、気付けばこだわりが消えていて、いつしか自分もこの世界の住人になっているような親和感に包まれる。あたかも作中でドイツの太ったおばちゃんと、苛々とがなり立てる女主人がしだいに打ち解けてゆくように。
特に何が起こるわけでもないのだが、ギスギスした空気感が、信頼と親しみによって穏やかになり、やがて歌いだしたくなる狂騒にまで動いていく流れが、まるで目に見えるようだった。
音楽も画も役者も最高だった。
みゆう

みゆうの感想・評価

4.0
隔絶されて孤立したような埃っぽいモーテルでのアンチハリウッド風なあったかいお話
映像と音楽の良さといやらしくないぽっちゃりヌード!ルート66沿いに実際にあるってとこがまたいいよね
プロポーズを「相談するわ」で返す終わらせ方が良い
「愛があれば、生きていける」
思いもよらない所が自分の居場所だったりして、この言葉の通り愛があればどこでも生きていけるんじゃないか
これはそれを証明してくれた
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