こちらも完全版と同じく、オリジナル版のレビューで版の違いをあまり意識せずに書いてしまったので後になって違いを確認したのだが、結論からいうと私の評価としては
オリジナル(劇場公開版)= 完全版 >>> ディレクターズカット版
ということになる。
まず、個人的には完全版で追加されたシーンについては、有ってもいいし、なくてもそれはそれでいい。つまりどちらも私にとって作品全体の価値はさほど変わらない。
その完全版にさらに手を加えたというこちらの版は・・・まず分かりやすい違いは最初のタイトル表示だが、へ?ここへきて急にそっちにしなくても。という唐突感はあるが、まあいい。
色味は確かにナチュラルになってるけど、かえって物足りない。あの、観た瞬間うわー癖つよ!って笑っちゃうぐらいフィルター感のある独特の色味が私は好きだったんだけどな。
それより、ちょっと待て画角横長になってない?もともと4:3だったよね?てことは無理やりトリミングしてる?
それは完全に要らんことするな案件。
そもそも製作陣のさらなる完成度へのこだわりというより、奇跡のヒット作リバイバルでもうひと花を狙った感がどうしても漂う。あまりに違いがないのもアレなんで、折角完全版でもう完成してたのに余計なことしちゃったみたいでむしろもったいない・・・。
大好きな作品であることに変わりはないので、評価なしにしておく。
全ての版をひっくるめた作品レビューは、オリジナル版のレビューにて。
https://filmarks.com/movies/18540?mark_id=181045180