ビル・マーレイがロマコメに出てた時代もあったのね〜。
高慢な気象予報士フィルは、密かに恋心を抱く同僚リタたちと毎年ペンシルバニアで2/2に行われる『グラウンドホッグデー』という退屈な伝統行事の中継に向かうが、なんとそこからフィルだけこの1日を無限ループすることになる。
始めはこれはチャンス!とリタの好みを毎日少しずつ聞き出しては話を合わせて好かれようとするけど、どう頑張っても1日では口説き落とせない。
他にも自分のエゴのために色々やってみるけど、起きたらまた同じ1日がゼロから始まるというドツボにはまり、ついには様々な方法で人生を終えようとし出す(これ、ロマコメにしてはなかなかシュール)。
フィルが何回この1日を繰り返したのかはっきりとは語られないけど、このループの中で徐々にこれまでの態度を改め、人の為に2/2を生きようとするという、ポップなようで実は深い話。
全くおんなじ1日ではないとはいえ、自分も毎日をただこなすように生きてしまっているなぁと。
1週間は長いのに、1ヶ月、1年は一瞬に感じる現象が大人になると年々加速する。
もっと瞬間瞬間を大事に生きて、できれば誰かの為に限りある時間を使いたいよなぁと思える映画。