噂に違わぬ素晴らしい映画!
天気予報のレポーターである主人公が田舎町に訪れた日を繰り返す話、、なんだけど
その過程で、主人公フィルはその日を欲望丸出しの俗物として振る舞い続けるのだが、得られる空虚感の果てに時間の中の牢獄に置かれた自分に悲観し何度も死を試みようとする。それでも繰り返され続ける2月2日を過ごし続けるフィルは、やがて自分が出来る事やりたい事に費やし…
恋の〜って放題付いてますけど恋愛云々よりも、「永遠に繰り返される時間の中でどのようなあり様を経て何を得たのか」っていうのが主題なのかな。
町山さんがニーチェの永劫回帰が云々というレビューをされてるようです(監督自身もニーチェから影響受けたと)。
どちらかというと主人公は時間に閉じ込められた弱者であり他者への施しによって尊敬を得る様はキリスト教的思想を感じます。