ミスディレクションを誘う名作映画を引き合いに出したアクションサスペンス。冒頭のジョン・トラボルタの自分語りに一気に引き込まれ、若きヒュー・ジャックマンと美しきハル・ベリーら豪華キャストが織り成す驚愕の騙し合い。
99分の凝縮された映像の中にド派手な爆発&アクションシーンが盛り沢山で、俳優陣の豪華さに魅せられ目が離せません。
本作において必ずと言っていいほど触れられるのが序盤の600台ものカメラを駆使して撮影された30秒間のバレットタイム。
ジョン・トラボルタ演じるガブリエルの名作映画を引用して揶揄する自分語りからのド派手な大爆発シーン。
もうここの印象が強すぎるんですが、その後も赤いセクシーなドレスを身にまとうハル・ベリー演じるジンジャーとなぜか上半身裸でゴルフするヒュー・ジャックマン演じる元天才ハッカースタンリーという構図。
ハル・ベリーが美しいバストまで披露する体当たり具合に目が離せないんですが、アクションシーンはジョン・ウーさながらのスローモーションや二丁拳銃、カークラッシュや大爆発の連続に息つく暇もありません。
物語としては、犯罪組織のリーダーであるガブリエル・シアーが、麻薬取締局の極秘任務“ソードフィッシュ計画”で蓄えられた裏金95億ドルを、かつて天才ハッカーとして鳴らしたスタンリーに半ば強制的に協力を仰ぎ強奪する話。
なんとなく映画を観進めていくと、終盤の展開に置いてかれるぐらいのミスディレクションと怒涛の展開が待っています。
ほか、若かりしドン・チードルがFBI捜査官ロバーツ役で出演。チードルは今とほとんど風貌が変わりませんね。むしろこの頃の方が老けてる？
サム・シェパードも出演していて、とにかくキャスティングか豪華。
とにかく初見では驚くラストの展開、ネタバレは踏まずに鑑賞することをオススメします。
※2020年自宅鑑賞298本目
