じんやちゃん

ロボコップ2のじんやちゃんのレビュー・感想・評価

ロボコップ2(1990年製作の映画)
3.2
・感想
「I'll be back」は言ってないので!
違う作品ですから!!!
とりま1と同じく「ヒィーー…」って言いながらグロシーンの画面を手で覆って隠してました。

・考察etc...
『スターウォーズ 帝国の逆襲』のアーヴィン・カーシュナーが監督らしく、前回作に比べてアクション性がかなり増していました。特に後半部分はほとんどアクションと言っても過言では無かった気がします。ストーリーとしては、治安が悪化したデトロイトの街を取り締まるべく、麻薬犯罪組織の後を追っていたロボコップ。見つけた組織のアジトらしき倉庫で、ボスの手下の少年にロボコップの身体を解体させられてしまいます。何とか立て直して組織を倒しますが、オムニ社の悪女がその犯罪組織のボスの死体を使ってロボコップ2を作り出し、権力を握ろうとしていました。そこへロボコップが現れ、ロボコップ同士の戦闘シーンへと繋がっていきます。前回よりもより具体化された印象で、犯罪名が麻薬組織だったり、作り出したオムニ社が市ごと手に入れたいという目的だったりと、ピンポイントな内容で分かりやすかったのですが、人間との葛藤の描写や心情模様は控えめで、悪を倒す正義という描写メインに焦点を置いていた気がします。
前回の映画同様のメッセージ性に加え、何人も人間がロボコップ2によって無惨に倒されていくシーンは、ロボットが人間の手に負えなくなると暴走してしまう事に対しての問題提起なのではないかとも感じました。3へ続く映画です。