・感想
アイアンウーマンはこちらです。
あいえ、マーベルではないです。
『プラダを着た悪魔』でも有名なメリル・ストリープさんの特殊メイクが凄いです。
そこまでホラーテイストではないけど若干『ファーザー』を感じさせる展開に感じたな。
・考察etc...
イギリス初の女性首相であるマーガレット・サッチャー。
映画は晩年に認知症を患ったマーガレット・サッチャーが、孤独を感じながらもかつての苦悩の記憶を少しずつ思い出しながら懐古していく展開です。
全体として印象が残ったのは、意志の強さや信念を貫く志というのは苦悩はありながらも、何かを成し遂げたり導いたりする指導者やヒーローとなれる。しかし時には厄介なプライドや迷惑モンスターと表裏一体で、誰も寄り付かなくなってしまう可能性も高いという事を感じました。
実際にこの映画ではその孤独な描写が多く描かれている印象です。
但し、残した功績はイギリスの人々や彼女自身としても良し悪しはあるでしょうが、実際にイギリス初の女性首相であったり不況の真っ只中をどう再建していくかであったりは''鉄の女''と称される程の強い意志がなければ11年以上も首相を務められなかったのではないでしょうか。
冒頭の朝食を食べているシーンでは、乳製品の高騰について描かれていました。これは本人が行った政策が本人へと返ってくるという皮肉を描いている様です。
