ポーズが有名なのは知っていましたが未視聴だったので視聴。
古い映画なのでR指定なしでやや過激なシーンあるので注意。
ダンスで陽気な感じになっていますが、実際には70年代前後に色々生活に問題がある環境での若者の苦楽を描いています。
トニー(トラボルタ)がダンスしてハッピーなコメディかと思っていたのでびっくりしました。
時代的に娯楽も少ないなか、生活が苦しい労働階級とその他の環境、男と女の価値観など様々なものが対比されていますね。
まさに橋一本先は別の環境、価値観な感じです。
トニーはとにかく退屈な仕事、日々にうんざりしているわけですが、実家で衣食住と女に困らず、日々を過ごせているので全然マシじゃないと思いますね。
若者だから仕方ないですが、自分の環境とより悪い環境にいる人を比較できず、様々な鬱憤があるのはいつの時代も変わらないのかな。
他の友人も薬やっていたり、妊娠させてしまったり割とろくでもないですね。それだけ今も当時も厳しい環境にいた人たちが多いってことかな。
ステファニーも有名人に会うことや人脈アピールが多くて、自分の能力等を誇っているわけではないから、正直同じ穴の狢な感じはあります。
その辺は現代日本人とあまり変わらないのかな。
意外とシリアスというか重いストーリーでした。
例のポーズも中盤のソロダンスの際に少し登場するだけなんですね。