クロノスのかこじのレビュー・感想・評価

昆虫ホラーと思って観たら、全然怖くなかった。
ひょんなことから、死ねない体になった老人の悲哀といったところか。

怪優ロン・パールマンが上手いことコミカル要素を足している。
異形なモノへの優しさと聡明な少女など、ギレルモ・デル・トロ監督の要素が既に現れた作品。

主演の老人はスペン語で、ロン・パールマンらは英語で会話するという、なかなかエキセントリックな演出。
俳優にカタコトで外国語を喋らせるより、この方が違和感ないんだろう。