きょる

黄色い星の子供たちのきょるのレビュー・感想・評価

黄色い星の子供たち(2010年製作の映画)
2.5
1942年パリ、フランス政府によるユダヤ人の一斉検挙のお話
原題も「一斉検挙」

“サラの鍵”でも冬季競輪場でのシーンはありましたが、今作はそこが多く描かれている
上記の映画との相違点などを観れたのは興味深かった
いわゆるヴィル・ディヴ事件なのだが、他にも映画はあるのかしら

ジャケットにはでかでかとジャン・レノが載っていますが、主演はメラニー・ロランですねこれ
ナースの彼女目線のお話でした
迫害されるユダヤ人のドクター役がジャン・レノって…合わなくないか??
違和感ありまくりで感情移入は全く出来ませんでした

数多くあるホロコーストが題材の映画
今作はその中でも美化されている様にも感じ、あまり心には響かなかった
暴行シーンはあるが銃殺は一切なし
脅しに使う程度で、むしろ逃亡にも手助けをしている
フランスはドイツ占領下だったため致し方なく加担していました感がすごくて何だかなぁ
もちろんそれが事実かもしれない、だがそのエピソードばかりでは首を傾げる

だけども、観やすい内容になっているのは事実
人の優しさ・未来への希望を感じられる作品なので、こういう映画を普段観ない人にもオススメ出来る
きょる

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