全てが最悪でした……
此処まで酷い映画は『稀人』以来かと……
何故此処まで合わなかったのかは私自身の屈折した生き方と性格に原因が有るのだと思いますが
私自身、宗教感がある物やカルトっぽい雰囲気が本当にダメみたいで
劇中、主人公が参加する「YES」というセミナーがカルト宗教のセミナーにしか見えませんでしたし
それによってイエスマンになった主人公は洗脳された信者にしか見えないというか……
今作を基にしたTV番組の企画として
オードリーの春日さんが英単語を「YES」しか話してはいけないという縛りの中
アメリカ旅行をするという企画がありまして
これが結構面白かったんですよね〜
ひょんな事からマンホール大のピザを買う羽目になったり
ゲイに間違われたり、可愛い娘とデートするけど直ぐフラれたり
かなりトンデモない旅路を辿ってて、今作も其れを期待していたのですが……
何というか……何もかも上手く行き過ぎじゃないですかね……
一見損をした様でも後々上手くいきますし
ちょっと現実離れしているな……と
特に警察との取調べパートは思わず
「バカじゃないの!?」と叫ぶ程でした
決して悪い映画では無い筈ですが
私としては、消極的な主人公がセミナーに参加しただけで
可愛い娘と出会い、会社では出世して
友達付き合いも順風満帆になるというストーリーが
カルト宗教の宣伝ビデオか雑誌の後ろの方にある
パワーストーンの宣伝漫画の様な嘘っぽさを感じずにはいられませんでした……
もう、性格が屈折し過ぎて駄目かもしれませんね