たはら戦士

バリエラのたはら戦士のレビュー・感想・評価

バリエラ(1966年製作の映画)
5.0
"個人と社会"
"旧世代と新世代"
"男と女の間に立ちはだかるさまざまな障壁(バリエラ)"

もはや暴力的ですらある映像美。
芸術に後頭部を殴られたような衝撃が走った...
観客に有無を言わせぬ芸術的映像の連続、スコリモフスキのセンスによって黙らされ、押し潰される感覚がする。
ポーランド映画の凄さ・圧倒的さを再認識させられた。
全てのシーンの構図などが理想的で美しく、モノクロ映画特有のカッコよさを上手いこと生かせてる。これぞモノクロ映画の真髄。
約80分って言う絶妙な短さも良くて、観てて全然飽きない。
ほんとに素晴らしい。
歴史に残すべき傑作👏