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乙女の祈りのCHEBUNBUNのレビュー・感想・評価

乙女の祈り(1994年製作の映画)
3.7
【ケイト・ウィンスレットが怖い】
「死ぬまでに観たい映画1001本」掲載のピーター・ジャクソン映画『乙女の祈り』を観た。

『バッド・テイスト』、『ブレインデッド』とゲテモノ映画を撮ってきたピーター・ジャクソンがヴェネツィア国際映画祭で監督賞を獲った作品。とはいってもゲテモノ路線である。何よりもケイト・ウィンスレットの怪演が強烈だ。彼女は転校生役を演じているのだが、転校初日から目つきがギョロッとしていて怖い。いきなり、先生に嫌味ったらしくミスを指摘する。美術の授業では関係ない絵を描いて怒られる不良っぷりを魅せつけるのだが、そんな彼女に影なる存在だったクラスメイトが好意を抱く。二人が作り出す空想世界の造形は『ロード・オブ・ザー・リング』に影響を与えたであろう。徹頭徹尾、暴走する二人の女の物語に魅了されたのであった。残り2本
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