乙女の祈りの作品情報・感想・評価

「乙女の祈り」に投稿された感想・評価

ゆん汰

ゆん汰の感想・評価

4.7
冒頭から返り血を浴び泣きながら走るジュリエットとポウリーン
一体何が起こったのだろうか。

多少少女の情景を描くためにファンタジー色の強い場面が随所に見られるがこの作品で大事なのは最初とラストなんですよ。

2人を引き離す母親、その母親に対して憎しむ2人。 そして2人の取った行動。

このラストの重さ、冒頭でも出てくる血。スプラッターホラー出身のピーター・ジャクソン監督ならではの素晴らしい血の使い方である。

この時のメラニー・リンスキーとケイト・ウィンスレットは決して美しくはないが逆にそこが物語のリアルさを語る。
ラストに至るまでのストーリーも思春期特有の難しい物であるが母親の言い分、そして子供の言い分両方理解できてしまうから余計に感情移入してしまう。 自分の中のオールタイムベストの1本。
マドカ

マドカの感想・評価

4.0
小学4年生の頃、初めて同じクラスになった女子とすぐに友達になりました。
彼女は頭が良くて、面白くて、ピアノも上手く、運動神経も抜群。彼女が描く絵も素晴らしくて、いつしかダリの絵を真似てコンクールにだして金賞を獲ったこともありました。すごいねって褒めると
「おとなは全員バカだ。」と笑っていました。
そういえば。。。
ふたりでワリカンで買い物したものが〝黒魔術の本〟でしたね🐐
人生のなかで一番尖っていた時期かもしれません。

当時〝中二病〟や〝腐女子〟みたいなわかりやすい名前なんてありませんでした。
女の子同士の友情はふたりきりの関係の場合、血よりも濃い付き合いになることがあります。時として純粋に小さな罪を拵えたくなるのです。

「昔、やんちゃしてさ〜」みたいなノリでネタにしてはいけない背徳感が大人になって呪いのようにつきまといます。

「乙女の祈り」「小さな悪の華」
を観ると、あの頃の感情に引き戻されてしまいます。そしてまた、彼女のことを思い出すのです。
hqho

hqhoの感想・評価

3.8
最初のシーンがあれなのでコミカルなシーンも楽しげな2人の戯れも常に不穏だった。全体的に懐かしい感じの色合いでほっこりした雰囲気なのに。このふっくらしてて不機嫌顔であんまりかわいくないメラニー・リンスキーはデトロイトロックシティにいた美人な彼女になるんだなあ。実話だと思うと面白いです。若気の至り
Kalina

Kalinaの感想・評価

4.0
スキャンダラスな映画。

やっぱり抑圧が人を狂気へと追い込むわよね。
y

yの感想・評価

4.1
この映画良かった。おすすめ!!
怖ろしい。

ケイト・ウィンスレットのデビュー作だったかな?
ふっくら
ymn

ymnの感想・評価

3.2
キッツい映画だったな…。印象的だったのは作中での主人公のファッションやお部屋がかわいい!ということ。私もポウリーンみたいなワンピースが着たいな。冒頭から狂気じみた画が満載。内容は流し観だったので細かく理解してないけど女の子ふたりだけの世界・ママが死ねば全て解決、みたいな思春期特有の混じり気のない妄想や感情を大切にしたい気持ちはよくわかる。現実は悲しいものだね。
YOU

YOUの感想・評価

4.1
甘く、ロマンチックな題名…
それに騙されてはいけない

冒頭は、ご当地ニュージーランドの
土地も人柄も穏やかだと観光的説明があり、
一転不穏に…

さらに観続けると
映画『スクール・オブ・ロック』ばりの
ハチャメチャ感があり、
ケイトのイヤミたらしい感じとか
メラニーの鼻にシワ寄せるブーな表情とか
腹を抱えて笑える。
サブカル的という点では
スカーレット・ヨハンソンの
『ゴーストワールド』のだけど
あっちはちょっと冷めてる感じ。
こっちはノリに乗ってる。
空想癖は「赤毛のアン」のようだし、
ここまで中2病を徹底的に描いた映画もないだろう。
痛快、辛口、面白いのだ…

メラニーのお父さんが鯖をマイクにして
歌うところはめちゃ笑える。
メラニーの嫌そうな表情もいい

下着になって飛び跳ねるところは
大林宣彦監督の『台風クラブ』を連想した

昔よく言った
「箸が転がっても可笑しい年頃」を地で行ってる感じ

ってだから騙されてはいけない
-------------------
次第に怪しくなってくる。
自分たちを
「第4の世界に入る特別な感性を持つ人間」
と思うようになり、
どんどん脳が暴走するのだ

そしてラストの…

途中のやらた正確な日付で感づいたけど、
ラストのクレジットでこれが実話だと知って
驚きを隠せない

内容もそうだけど
映画の質としても素晴らしいと思う

サブカルや「音楽と美術」好きな二人、
映画『第三の男』やオーソン・ウェルズ評とか
好き者を納得させるものがある。
二人が単なる優等生じゃないところが魅力だ
--------------------
俳優で映画監督もした竹中直人が
この映画を次のように書いている

「この作品でケイト・ウィンスレットを知った!
二人(ケイトとピーター・ジャクソン監督)の
あまりの才能に愕然とするばかりだった」
----------------------
ちなみにキネマ旬報の作品解説は

「純粋であるがゆえに
残酷な行為に及ぶ少女たちの心理が、
おぞましくも切ない」
女の子2人。
最後がとても嫌だった。
思わず、電話をかけたくなった。
大人の目で見た。
Anna

Annaの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

残酷で美しかった。2人がベットの上でいちゃいちゃするのが画になりすぎてたよ…この映画に男なんかいらないって思ってしまった(笑)
映画の中の生活は、当時であれば多分なんの変わりもない日常なんだろうけど、ひとつひとつが可愛らしくて情緒あふれる感じだった。

最後レンガで殺めるとき、金髪の子も参加したのは共犯にするためなのかな??(黒髪の子だけに罪を背負わせないため)だとしたら美しすぎる…
Ukosaaan

Ukosaaanの感想・評価

4.0
思春期女子2人の内面にフォーカスを当て、現実と幻想世界の交錯表現が主。未熟な乙女が持つ「自分たちの世界」を守るためには手段を選ばない。親友同士のそれは強い絆でもあり狂気でもある。
凄く良かったと思うのはピーター・ジャクソン贔屓ではないで…贔屓しますすみません。
この世界観に入り込めれば楽しいけど人を選びそうではある。
ファンタジーの中にスプラッター描写があったり歌い出したりで飽きない。カメラの振る舞いも好き。
心地良いカオスとダークファンタジーが続く中、ラスト15分で心臓バックバクでしたよ。「最後の1個食べて」をしばらく聞けなくなる。
ケイト・ウィンスレットのデビュー作であり、躁うつ的なやかましい女子を見事に演じ切っていて圧倒された。というかちょっとうるさい。
>|