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乙女の祈りのmaoのネタバレレビュー・内容・結末

乙女の祈り(1994年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

実際に起きた事件だなんて知らなかった。私の父が産まれた年に、母親を殺した少女たちがいた。ふたりには同情することばかりだが、母親を可愛らしく思えてから、気持ちが離れてしまった。当然だ。ふたりの世界なのだから、私に付け入る隙はない。同性愛とは何か知らない年頃のふたりに、大人たちが勝手に騒ぎ立ててしまう様を悲しく見つめることしかできない。二度と会うことはなかったらしいが、それが本当かどうかは分からない。あっさりと決別したのかもしれない。でも確かにあったことなのだ。
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