Ukosaaan

乙女の祈りのUkosaaanのレビュー・感想・評価

乙女の祈り(1994年製作の映画)
4.0
思春期女子2人の内面にフォーカスを当て、現実と幻想世界の交錯表現が主。未熟な乙女が持つ「自分たちの世界」を守るためには手段を選ばない。親友同士のそれは強い絆でもあり狂気でもある。
凄く良かったと思うのはピーター・ジャクソン贔屓ではないで…贔屓しますすみません。
この世界観に入り込めれば楽しいけど人を選びそうではある。
ファンタジーの中にスプラッター描写があったり歌い出したりで飽きない。カメラの振る舞いも好き。
心地良いカオスとダークファンタジーが続く中、ラスト15分で心臓バックバクでしたよ。「最後の1個食べて」をしばらく聞けなくなる。
ケイト・ウィンスレットのデビュー作であり、躁うつ的なやかましい女子を見事に演じ切っていて圧倒された。というかちょっとうるさい。
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