シネフィルFUKUHARA

ジェヴォーダンの獣のシネフィルFUKUHARAのレビュー・感想・評価

ジェヴォーダンの獣(2001年製作の映画)
3.8
意外と知らない人も多い名作なのだ。
サム・ライミ監督の『クイック&デッド』の様に。
映像の編集や適度なCGの使い方が良かった。景色が変わる所が随所にオシャレだ。今見直すと戦闘シーンに使うスローモーションの演出が多少チープに感じるが、キメキメ・アクションで好きだった。
今作より12分長いディレクターズカット版が2022年に4Kレストアで作られ、日本でも2024年2月に劇場公開されて福岡市でも期間限定上映されたが見逃してしまった。チェックしてたが「いつの間に終わった!」とショックだった。なのでDVDで通常版を再鑑賞。

サミュエル・ル・ビアン、バンサン・カッセル、モニカ・ベルッチらヨーロッパの名俳優たちに加え、『ジョン・ウィック パラベラム』でも印象を残したマーク・ダガスコスも出演。監督は『サイレントヒル』も手がけたクリストフ・ガンズ。1764年頃が舞台で 実際にフランスのジェヴォーダン地方で起こった未解決事件の脚色らしい。
ネタバレでは無いが、描き方は『マッドマックス 2』の様な回想型式だ。