どよう

ゲド戦記のどようのレビュー・感想・評価

ゲド戦記(2006年製作の映画)
3.0
ジブリっぽい雰囲気とキャラクターを用いたライトなダークファンタジーアニメ。これまでのジブリ映画を見た記憶がある限り純粋に評価されることはない呪われた作品です。暗い設定や表現はところどころありますがひたすら軽いのでサラッと見ることができます。豪華声優陣も含めて歴史的な意義からは見ること自体に一定の価値がある映画です。ただエンタメ性は圧倒的に低いです。

アレンは血筋と才能に恵まれながら繊細な性格で、序盤から中盤の不安定さには魅力あります。ラストは突然普通の爽やか少年になりますが、、、
アレンの父殺しは監督の話題作りのためでしょうか?やるならやるで監督の意思でこのシーンを入れたと語って欲しかったですね。
「疫病は世界が均衡をとろうとする一つの運動だ。」は何となく名言ですが、現在のコロナ禍が目指す均衡とは?疫病に抗うこともまた世界の均衡でしょうか。
ウサギは何故勝てない相手を3人で捕まえようとするのか?絶対捕まらないという安心感は抜群でした。
この作品のみでは意味不明な龍の存在とタイトルの戦記。
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